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2014年冬遍路Vol.2

2014年冬遍路Vol.2

オフクロが入院していることもあって、この冬は遍路に行かないつもりだった。仕事も上手くいっていないし、30日まで出社してやろうと考えていたが、ストレスも加わり酒量ばかりが増え、イヤな夢をみる。ヒマにあかせてネットで深夜バスを検索してみると、まだ四国行きの便が取れる。・・・あ~ぁ、予約しちゃった・・・という訳で、本日1223日の夜行バスで松山へ。明日24日からちょうど1週間、遍路生活をおくる、遍路に逃げる?しっかり苦労してこよう。

 

バスが予定より松山へ早く到着したおかげで1本早い列車で卯之町に向かうことができた。920分スタート。朝ごはんが食べられなかったので、コンビニでおにぎりを調達して休憩所で食べることに・・・休憩所が見つからない。仕方なくお墓の前を借りて休憩。それから鳥坂峠を目指す。久しぶりの山道に遍路を思いだした。13時、タイミング良くラーメン屋を発見。お昼をお店で食べることは少ないけれど、寒い日にラーメンは魅力的。おいしく頂きました。2時半に宿に着いてしまい、チェックインが16時だったので大洲城観光。初日でもあり、無理しなかったおかげで足は何ともない。ま、ボルダースポーツの力も無視できない。軽い筋肉痛のみ。松楽旅館泊 18kmくらい。

 

夕べは食事のあと、寝てしまい、21時に目が覚めた。あとは薬を飲んでウツラウツラ。朝食は6時半から。7時に出発した。登り4時間下り3時間と聞いていたが10時半に到着。もっとも休憩するところが1ヵ所しかなかったせいもあるだろう。順調にお参りを済ませて納経し、美人女将のいるといううどん屋へ。本当に綺麗な人だ。うどんは普通。帰りが大変。寺の階段はツルッツルッ、何度も転びそうになった。おまけに帰りの道を間違えて1時間ほどロス。それでも3時前には宿に着き、お風呂にゆっくり入って今は洗濯中。が、どうも熱っぽい。ここにきて風邪?お風呂のあと、さっきも10分くらい眠ったけど、今夜は食事をしてすぐに寝てしまおう。朝までは眠れないだろうが、とにかく布団のなかで横になって体力温存するしかない。松楽旅館泊 24km

 

今日も7時出発、但し昨日と違って重いリュックつき!軽快に十夜ケ橋をスルー。神南堂の休憩所まで2時間足らず。内子の道の駅で休憩し、歩き始めると前方にお遍路さん発見。老夫婦。バス停のたびに休憩しながら歩いているそうだ。それでも何と2回目の通し打ちらしい。今夜の宿はあの喜楽来!だそうだ。道後温泉で良いホテルはないかと聞かれたが、わかりません、すみません。しばらくして何か足に違和感が・・・大瀬で休憩する際確認したら、やっぱりマメだ。即治療。左足の踵に近い外側という珍しい場所にできてしまった。足の指付近は平気なのでボルダースポーツが効いているのだろう。大分標高が上がってきているのか、寒くなってきた。しかも今日の宿は滅茶苦茶レトロ。暖房がストーブ!そのぶんお風呂が滅茶苦茶熱かった。昨日の夜から急遽風邪薬導入。ただ昼間飲むと何かボーッとしてしまう。ま、いつもか。今夜も睡眠第一。明日は農祖峠越え。体調不良じゃ心もとない。ふじや旅館泊 30km

 

この日は何時に出発したのか記録していない。三島神社を過ぎて遍路道に入るが、途中道がなくなる・・・地元の人がたまたまいらっしゃって教えてくれた。民家の裏庭へ回るような道で、これはわからない。農祖峠を狙う人は注意です。新真弓トンネル前の休憩所で830だったので、やはり7時には出発しているのだろう。もともと標高の高いところから歩いてきているのか農祖峠はさほどキツくない。雪も無し。写真を撮って大寶寺へ下りてゆく。今回は油断をせずに岩屋寺へ向かう。この途中の峠が結構キツいのよ。古岩屋荘に荷物を置いて岩屋寺へ。結構な団体さんと遭遇。あまり待たされること無く納経は済んだ、助かったー。古岩屋荘へテクテク戻る。古岩屋荘泊 27km

 

古岩屋荘はどうも私一人だったようだ。お風呂も食事も一人っきり。気が楽ではあるが、何か申し訳ない。今朝は7時から朝食、7時半出発。850分に1回目の休憩。2回目は11まで頑張った。今年の久万高原は去年と違って全く雪がない。三坂峠にも雪がなく、歩きやすいのに坂本屋に到着したのは1220分!予定では11時だったので焦った。ところが浄瑠璃寺までの時間を間違っていたようで、あとは予定通り。今夜は素泊まりなので食料品を調達して宿へ。ミカン6個も買ってきたのにもう食べちゃた。おまけに濡れた手袋を乾かそうとドライヤーを使ったら火災報知器が鳴ってしまい、ホテルマンはやってくるはフロントから電話がくるはバツ悪い。ともあれ小雨の降るなか、お疲れ様でした。たかの子温泉泊35km

 

浄土寺までは1kmそこそこ。で、それに合わせて出発。ところが、お参りを済ませて納経所に行くも灯りがつく気配なし。しびれをきらせて、ドアを開けてみたら・・・空くじゃない。ベルを鳴らしたら出て来られました。そういうものなんだ。石出寺までは単純そうな道に思えたが、結構面倒。あとはただひたすら松山の街中を歩き続ける。円明寺で話し好きなおじ様につかまった。今日はまだ10km以上あるっていうのに・・・宿に着いたのは4時。コインランドリーまで20分近くかかる。部屋にお風呂が付いていたので、さっさと入りランドリーへ。帰ったら夕食、7時に予約していたので急いで食堂へ。・・・用意してない!ご飯のおかわりを頼んでも怪訝な様子、慣れてないんでしょうね。シーバマコト泊 30km

 

7時からの朝食だったが5分前には食堂へ入り、少しせかしぎみ。美味しかったが、やはり遍路向きではなく、ご飯がお膳一杯。贅沢言っちゃいけません。7時半出発。ところが國田さんからのメールで、随分早く出発していらっしゃる様子、後で聞いたら5時半から歩き始められたらしい。私の宿より遠かったせいもあるのでしょうが。で、私も焦ってドンドン先を急いだ。おかげで南光坊には2時半に到着。また平田潔さんと会え、しかも会った瞬間覚えていてくださって感動!また納経帳に新たに書き加えていただき、お接待に一六タルトを下さった。1個だけ買ってみようかな、と考えていたので嬉しかった。今治で國田さんと再会。なんとモンベルの靴下をいただいてしまった。ありがとうございます。帰りのバスは久しぶりに普通席、やはりほとんど眠れない。絶対プレミアムシートを取るしかない。もうすぐ新宿、お疲れ。

 

別格は別として去年の冬と同じような所を歩いてきた。でもやはり1週間は短い。國田さんのように正月またぎは宿が取り辛いのでやむをえないところではあるが、もう少し歩きたい。寒さで鼻水がタラタラ。タオルで拭き続けていたら鼻の下が摺れて痛めてしまった。そこからは恥ずかしげも無くティッシュを鼻の穴につめながら歩いていた。後は2~3日目に風邪気味になったくらい。寒さも我慢できたし、足の痛みも少なかった。天候に恵まれたことも良かったのだろう。例によって帰り着いた日は久しぶりにお酒を飲んで、きっちり13時間就寝。年明けは熊本へ帰省し、母の見舞い。さぁGWにまた行けるよう頑張りましょう。國田さん、平田さん、宿の皆さん、地元の皆さん、ありがとうございました。

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